福島の子供。"ふるさと"ということについて、最近分かったこと。



ふるさと。





故郷。









私には



ふるさと



なんてないと思っていました。











先日、はっとしました。











小学校の頃、



学校で



ふるさと〇〇、と教わったこと。



ふるさとー?!



こんな場所が?!



恥ずかしいっ!?



…って思っていたこと。









夏休みに田舎へいく



友達が羨ましくて







田舎っていいな



ああいうのが

ふるさとっていうんだよな、



…って思っていたこと。













違うんだ。













時々帰る



田舎のおばあちゃん家は



遊びにいくところ、





もちろん夏休み中



日焼けしまくって



すごく楽しいに決まっている。









そうじゃないんだ。











毎日を過ごす場所、



育つ場所、







心も体も



その場所の



空気や水の影響を



一身に受け続ける場所。











それがふるさとなんだ。













大人になる時に



空の青さと



水の音を刻みこみ、



心の糧にして



いつ帰っても



元氣になれる場所。













そういうふるさとを



原発から避難したことで



なくしてしまった子供たちは



いま、どんな気持ちだろう。











何とも代えのきかない子供時代だけの楽しい記憶は



大人になってたくさんの壁に遭遇した時に

威力を発揮するのに。





福島県の子供たちの心が

しっかり育ってくれる事を

願ってやみません。





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