強度の違いが最重要!すのこの「〇〇」に注目
チェストベッドで敷布団を使えるかどうか、その運命を分けるのは、ベッドの「すのこ」の強度です。
見た目は似ていても、その構造には天と地ほどの差があります。
安全に関わる最も重要なポイントを、まずは押さえましょう。
なぜマットレス専用ベッドではダメなのか?
「ベッドの上なんだから大丈夫でしょう?」と思うのは、実はとても危険なサインです。
一般的なベッドは、内部にバネなどが入っていて体重を広い面で分散させる「マットレス」を前提に設計されています。
敷布団は体重がダイレクトに、そして集中的にすのこへとかかります。
この「集中荷重」に、マットレス専用の華奢なすのこは耐えきれず、最悪の場合、寝ている間に破損して大きな怪我につながる恐れがあるのです。
すのこの隙間に体が落ち込み、背中が痛くなる「底付き感」の原因にも。
なぜここまで違いが生まれるのか、その力学的な理由を本編のコラムでは詳しく解説しています。
「布団対応すのこ」が頑丈な理由とは
では、「布団OK」と書かれたベッドは、何が違うのでしょうか。
その秘密は、特別に強化された「すのこ」にあります。
一般的なすのこと比べて、板一枚一枚が厚く、頑丈な素材で作られています。
板と板の間の「隙間」が非常に狭く設計されているため、敷布団を敷いても体が落ち込まるで板の面で支えるような安定した寝心地が得られます。
この頑丈なすのこが、敷布団からの強い集中荷重をしっかりと受け止めてくれるのです。
安心して敷布団を使いたいなら、この「すのこ」の構造を見極めることが絶対条件。
本編では、さらに頑丈な「すのこ床板」タイプについてもご紹介しています。
寝心地とメンテナンス、どっちを優先する?
無事に布団対応のベッドを見つけても、まだ考えるべきことがあります。
それは、ベッドの上で敷布団を使い続けることのメリットと、知っておくべき注意点です。
あなたのライフスタイルに本当に合っているか、ここで一度立ち止まって考えてみましょう。
「マットレスなし」のメリットと知られざる欠点
敷布団のメリットは、何と言っても慣れ親しんだ硬めの寝心地と、天日干しができる手軽なメンテナンス性です。
価格が経済的で、処分のハードルが低いのも嬉しいポイント。
しかしその長く使うと中綿が「へたり」、床板の硬さを感じる「底付き感」が出てきやすいという欠点も。
この「へたり」を放置すると、かえって寝心地を損なう原因にもなりかねません。
メリットとデメリットの両方を正しく理解することが、後悔しない選択への近道です。
あなたは、本当に「布団派」ですか?詳細記事で、もう一度ご自身の好みと向き合ってみましょう。
ベッドで布団を使うなら必須の「湿気対策」
人は一晩にコップ一杯の汗をかく、と言われています。
ベッドの上で敷布団を敷きっぱなしにしていると、この湿気の逃げ場がなくなり、敷布団とすのこの両方にカビが生えてしまう危険性が、実はフローリングに直接敷くよりも高まるのです。
せっかくの新しいベッドがカビだらけ…なんて、考えただけでもぞっとしますよね。
そうならないためには、敷布団ならではの正しい湿気対策が不可欠です。
天日干しができない場合はどうすれば良いのか?便利な湿気対策グッズとは?本編のコラムでは、今日からすぐに実践できる、具体的なメンテナンス方法を詳しくご紹介しています。
・【布団派必見】チェストベッドで敷布団を使う際の注意点と最適な選び方