部屋の「狭い・暗い」を解消する色の魔法
「うちの寝室、なんだか狭く感じる…」「日当たりが悪くて暗いのが悩み」。
そんなお悩みを抱えていませんか?実はその問題、チェストベッドの「色」を見直すだけで、劇的に改善されるかもしれません。
色が持つ視覚効果を味方につけて、開放感のあるお部屋を手に入れましょう。
開放感を生む「ホワイト」の力
お部屋を広く、明るく見せたいなら、選ぶべきは断然「ホワイト(白色)」です。
白は光を最も反射する色。
窓からの光や照明の明かりを部屋の隅々まで拡散し、空間全体に広がりと開放感をもたらします。
収納力がある分、どうしてもボリュームが出てしまうチェストベッドですが、色をホワイトにすることでその圧迫感を驚くほど軽減できます。
特に壁紙が白系なら、ベッドが壁に溶け込むように馴染み、すっきりとした印象に。
まるで部屋の面積が広がったかのような錯覚さえ覚えるはずです。
どんな色のリネンや小物とも相性が良いので、コーディネートのしやすさも抜群。
お部屋の「狭い・暗い」問題は、まずホワイトのチェストベッドで解決の糸口を探るのが正解です。
優しく見せる「ナチュラル」の調和力
ホワイトほどの緊張感はなく、もっと優しく、穏やかな雰囲気で部屋を明るくしたい。
そんな方におすすめなのが、パイン材やオーク材のような「ナチュラル」カラーです。
白木に近い明るい木目調は、ホワイト同様に圧迫感が少なく、お部屋を広く見せてくれます。
何よりの魅力は、その飾らない優しい雰囲気。
木のぬくもりが感じられるナチュラルカラーは、私たちの心を落ち着かせ、リラックスさせてくれます。
どんなインテリアテイストにも自然に馴染む、驚異の「調和力」も持っています。
人気の北欧スタイルや和モダンはもちろん、シンプルなモダンスタイルにも温かみを添えてくれる、まさに万能カラー。
垢抜けない原因が「色のちぐはぐさ」にある場合、ナチュラルカラーのベッドが全体の調和を取り、まとめてくれるかもしれません。
理想の「雰囲気」をつくる色の心理効果
色は、お部屋の印象だけでなく、そこで過ごす人の心にも影響を与えます。
あなたは寝室で、どんな気持ちで過ごしたいですか?なりたい気分に合わせてベッドの色を選べば、寝室はもっと心地よい、あなただけの特別な空間になります。
落ち着きと高級感を求めるなら「ブラウン」
まるで高級ホテルのように、落ち着きと重厚感のある、格調高い寝室にしたい。
そんな理想をお持ちなら、ウォルナットのような深い「ブラウン」系のチェストベッドが最適です。
大地や大樹を思わせるブラウンは、私たちに「安定」や「安心感」をもたらす色。
どっしりとしたブラウンのベッドが寝室にあるだけで、空間全体が落ち着き、守られているような感覚に包まれます。
この深いリラックス効果は、質の高い眠りへと誘ってくれるはず。
日々の喧騒から離れ、自分だけの時間を心から満喫したい。
そんな大人のための寝室作りには、ブラウンが持つ高級感と安定感が、何よりの味方になってくれます。
空間をキリッと引き締めたいなら「ブラック」
「なんだか部屋全体がぼんやりしている…」。
そんな悩みを一瞬で解決するのが、「ブラック(黒色)」の力です。
ブラックのチェストベッドを置くと、そこが空間の「フォーカルポイント」となり、全体の印象をぐっと引き締め、メリハリを生み出してくれます。
都会的でシャープ、モダンでスタイリッシュな雰囲気を演出したい場合には、これ以上ない選択です。
生活感を感じさせないクールな空間は、オンとオフの切り替えを促し、眠りへの集中力を高めてくれる効果も期待できます。
ただし、ブラックは使い方を間違えると重く見えがち。
その強い個性をどうすれば「垢抜け」につなげられるのか?本編のコラムでは、ブラックを重く見せないための具体的なコーディネート術も、詳しくご紹介しています。
・チェストベッドの色選びで変わる!お部屋の印象と心理的効果